小学校を卒業し、中学校生活が始まるまでの春休みは、
単なる「休み」ではなく、学習面では非常に重要な準備期間です。
沖縄の中学校英語は年々レベルが上がっている
沖縄県の中学校で扱われる英語は、以前と比べて難化しています。
語彙数の増加、文法内容の前倒し、英語で英語を理解させる授業形式など、
全国的な学習指導要領の流れと同様の変化が見られます。
そのため、
- 中学に入ってから初めて英語を本格的に学ぶ生徒
- 小学校英語が十分に定着していない生徒
にとっては、最初の段階でつまずきやすい状況があります。
これは能力の問題ではなく、準備量の差によるものです。
積み上げ学習が必要な教科は限られている
中学校の教科の中でも、特に積み上げ学習が強く求められるのは、
- 数学
- 英語
- 国語
この3教科です。
これらは、前の内容を理解していないと次の単元が分かりにくくなります。
一度分からなくなると、授業を聞くだけで追いつくのは簡単ではありません。
国語は「日本語だからできる」教科ではない
国語は軽視されやすい教科ですが、実際には最も重要な教科の一つです。
理由は明確で、
すべての教科の問題は日本語で書かれているからです。
- 数学の文章題
- 英語の設問説明
- 理科・社会の記述問題
これらはすべて、日本語の読解力を前提に作られています。
読解力が弱いと、
- 問題文の条件を読み落とす
- 設問の意図を勘違いする
- 正しい知識があっても点数につながらない
といったことが起こりやすくなります。
読解力は他教科の成績に直接影響する
国語の力が弱い場合、
数学や英語をどれだけ勉強しても成績の伸びが限定的になる傾向があります。
逆に、
- 問題を正確に読む
- 条件を整理する
- 設問に沿って答える
といった力が身についている生徒は、
他教科でも安定して点数を取りやすくなります。
国語は単独の教科ではなく、全教科の基礎です。
内申点は高校入試に影響する
沖縄県の高校入試では、内申点(調査書点)が合否判定に影響します。
内申点は、主に以下をもとに評価されます。
- 定期テストの点数
- 提出物
- 授業への取り組み状況
この中でも、定期テストの点数が評価の中心である学校が多いのが現実です。
授業態度も評価対象ではありますが、
テスト結果の影響が小さいとは言えません。
中学1年生の成績は最初から積み上がる
中学校の成績は、1年生の最初から記録として残り続けます。
「中1は練習」「そのうち挽回できる」と思われがちですが、
評価は最初から積み上げ方式です。
そのため、
- 最初の定期テストで点数が取れない
- 評価が低い状態でスタートする
と、その後の修正には時間と労力が必要になります。
出遅れると不利になりやすい構造
中学校の授業は進度が速く、
一度分からなくなっても授業は待ってくれません。
準備が不足した状態で中学生活が始まると、
- 授業が分からない
- テスト勉強に時間がかかる
- 成績が安定しない
という状態になりやすくなります。
これは本人のやる気や努力の問題ではなく、
スタート時点の差による構造的な不利の差です。
春休みは数少ない「差がつく前」の期間
春休みは、まだ全員が同じスタートラインに近い時期です。
この期間に、
- 英語・数学・国語の基礎確認
- 中学内容への準備
- 学習習慣の形成
を行っておくことで、
中1の成績は、後から作るものではなく
その準備を春休みに行いたい方は、今のタイミングが最適です。


