「一生忘れない暗記法」は本当にあるのか?

「これをやれば一生忘れない」

学習法の話題で、よく見かける表現です。

ただし、現時点の研究で“一生忘れない暗記法”が存在すると断定できる証拠はありません。

一方で、効果が高い/低いと分かってきた学習行動はあります。


線を引く勉強は効果が高いのか

教科書やノートに線を引く行為については、

それ自体の学習効果は高くないとする研究報告があります。

理由は、情報を「処理」せずに「なぞるだけ」で終わるケースが多いためです。

ただし、線引きが常に無意味かどうかについては、条件次第で効果が変わる可能性があり、完全に否定できるとは言えません。

私も中学2年生のころに線引きがいいと教わってきました。しかし、学習のコツがまだわからない私はほとんどのページに線を引きました。ふと、友達に<全部引いてたら、意味ないから引かない方がいいよ>と言われ、はっと気づかされました。

その後、研究が進みあまり効果がないことが判明しました。驚きです。


読み直しは意味がない?

読み直しは、短時間で繰り返すほど定着効果が低いことが分かっています。

「分かった気になる」状態が起きやすく、記憶が強化されにくいためです。

一方、時間を空けて読み直す場合の効果については、一定の有効性が示されています。


自己説明が向いている生徒

「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明する自己説明は、

理解がある程度進んでいる学習者に特に効果的とされています。

基礎が不十分な段階では負荷が高く、全員に万能とは言えません。


テストは悪なのか

テストには賛否があります。

記憶の定着という点では、思い出す行為そのものとしてテストが学習を強化することは確認されています。

ただし、

・点数競争

・叱責や評価のみを目的とした運用

このような外発的動機づけに偏ったテストを長期的に続けた場合の心理的影響については、注意が必要だと指摘されています。そのため、塾の講師や保護者などのサポートが必要になります。

若い時の影響は大人になってから大きく出てきます。

学生のうちで、学校の先生ではない、第三者からのサポートがあると

お子様も安心して学習できるのかと思います。

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